今回は、2023~2024シーズンのPOG指名馬選びのポイントと、注目馬を紹介していきます。
POGを始めれば競馬がもっと楽しくなる。
特に、夏競馬の楽しみがぐーーんと増えるのがいいですね。
私も毎年、JRAVANやnetkeiba、日刊競馬などでPOGをやっています。
残念ながら上位入賞、とまではいきませんが、毎年自分の見る目を養っています。
指名馬選びのポイント5つ
まずは、POGの指名馬選びのポイントからお話していきます。
なんだかんだ言ってもノーザンは必須
特に縛りのないルールでやる上では、なんだかんだノーザンファーム馬が強い。
自身のやり方で非ノーザンを狙うのを止めるつもりはないが、結局のところ競馬は血統と育成技術が重要。
どちらもともなっているノーザン系を指名しないのはちょっと無謀である。
てっぺん獲るならダービー馬を探せ
どこのPOGでもダービー迄ルールがほとんど。ポイント計算は賞金に基づいて行われることが多い。
ならば近年ぐんぐん賞金が上がっているダービーの勝ち馬を指名できないとてっぺんは難しい。
1位を目指すためにはダービー馬探しが必須である。
そのダービー馬はやっぱり「ブランド」が大事。
ノーザンファームでリーディング上位厩舎でリーディング上位種牡馬で、実績のある個人馬主か大手クラブ馬がその条件といえよう。
参考書(POG本)に載ってない馬で差をつけろ
ネット系のPOGではドラフト制ではなく、ダービー馬となるような馬はみんなが指名している場合が多い。
最終的に差をつけるならば、参考書に載っていない馬を狙う、というのも大切だ。
だいたいのPOGプレイヤーは赤本、青本、競馬王本、など・・を参考にするだろう。
だいたいの活躍馬はこれらに載っている馬なのだが、それでも毎年何頭かは載っていない馬が重賞を勝つ。
特に短距離系の重賞やあまりクラシックには直結しないレースに関しては参考書外の馬に注目してみるのも手。
ターゲット(JRAVANのデータソフト)等を駆使して血統検索をかけて地味だが面白い血統探しをして差をつけよう。
安心安定は速攻(デビュー早い)系
昔はよくPOG指名馬を野球の打順に例えていた。
夏デビューできそうな速攻系を1,2番バッタータイプと言ったり、超良血だが秋以降にデビューしそうな馬を4番バッタータイプと言ったり・・。
しかし、近年は夏(前)にデビューできそうな馬がそのままクラシックまで持っていくことが珍しくなくなった。1番バッターがホームラン王に輝くようなものだ。
なので、安心安定は現時点(新馬戦スタート1週前)で既にデビュー情報が聞こえてくるような馬たちである。
馬体、コメントはお好みで
最終的には「お好みで」楽しむのがPOGのモットー。
馬体写真を見てダービー馬を見つけられたら、それはそれは自画自賛したくなるし、血統を基に活躍馬を指名したときは己を博識だと思えるだろう。
そういった自惚れを楽しむのも大いに結構。かくいう私も血統分析をしたり、コメント分析をしたりする年も多くあった。結果はともかくそれが楽しいのだ。
注目馬
それでは私の現時点での注目馬を紹介していきます。
父:モーリス
母:ブルーメンブラッド
牡馬
武井厩舎
キャロット
ノーザンファーム
去年はモーリス産駒を上位で指名してちょっと痛い思いをしたのだが、今年も懲りずに指名する。
モーリス産駒は特にガチムチ系が好みで、それが地雷となることが多いのだが、本馬も同じような匂いがする・・。
しかし、それでも指名してしまうのは現時点での調教の動きが超抜だからだ。
ウッドコースで5ハロン66秒台を春先でたたき出し、ラスト1ハロン11秒台も楽々。
坂路での好時計は実戦でガス欠になることが多いが、ウッドコースでの好時計ならば好感が持てる。
速攻系として手堅いし、両親が古馬になってG1を制したあたり血統的にも奥がありそうだ。
父:ドゥラメンテ
母:ドバイマジェスティ
牡馬
藤原英厩舎
サンデーレーシング
ノーザンファーム
これは昔ながらの4番バッタータイプ。
父ダービー馬。母がダービー馬の母ちゃん。
ダービートレーナーにダービー複数回勝っているクラブと生産牧場。
どの参考書でも絶賛されている馬。
ドゥラメンテ産駒は来年までだが、ノーザン系としては後継種牡馬がまだ・・?といった状況。
アルアイン、シャフリヤールの下だがディープからドゥラメンテに変わるのは大きな問題ではないだろう。
ドラフト制ならば1位で指名しないと確実に消えるゴリゴリのホームランバッターだ。
父:レイデオロ
母:ヒストリックスター
牡馬
友道厩舎
キャロット
ノーザンファーム
こちらも母ドバイマジェスティ同様4番バッタータイプ。
ハープスターの下は毎年のように人気になり空振りに終わることも多い。おまけに今年は未知の新種牡馬。
しかし、この馬もどこの参考書を見ても絶賛されており、育成場での映像を見る限り馬体バランス、走るときのフォームや安定感が抜群にいい。
新種牡馬は初年度にとにかく仕上げて走らせる傾向が強く感じるのでノーザンの今年のいちおし、におしのレイデオロであればハズレることはないだろう。
こちらもドラフト制ならば最低でもハズレ1位では消える。
父:レイデオロ
母:ラルケット
牡馬
須貝厩舎
金子真人HD
ノーザンファーム
ステルヴィオ、ウンブライルの下、というクズの出ない血統。
たしかに兄弟は、「ダービーどんとこい」、という程ではないが、もう一丁があればバリバリのエースになれる血統。
今年は個人馬主のドン金子真人オーナーのもと24200万で落札された馬。・・・ならばクズであるはずがない。
4番バッタータイプではないし速攻系ではないが、既に入厩しているため3番バッタータイプの馬と考える。
父:オルフェーヴル
母:オータムフラワー
牡馬
友道厩舎
浅沼廣幸(デルマ)
社台ファーム
この馬は速攻系の部類だろう。
オルフェーヴルはマルシュロレーヌやウシュバテソーロの海外での活躍により評価が再上昇したが、逆にPOG的にはちょっと難しい立ち位置にはなっている。
しかし、この馬も既に入厩済みで、11秒台連発の時計を叩き出している。
血統的にも父オルフェ×母父フォーティナイナー系はラッキーライラックとエポカドーロがいるので速攻系ながらひょっとしたら大きいところまで?と思わせてくれるのもまたいい。
父:ドゥラメンテ
母:フロアクラフト
牝馬
宮田厩舎
キャロット
ノーザンファーム
この馬は参考書の育成場でのコメントにとにかく惹かれた馬。
「背中が柔らかい」「操縦性が高い」「フットワークが綺麗」「ここにきて成長」
宮田厩舎はノーザンに懇意にされていながらここまで思ったほどの結果を残せていないが、そろそろ・・な気もする。
ドゥラメンテ、キャロット、という超大物に育ってもおかしくない「ブランド」は持っている。
ハズレ1位でも取れそうだし、意外に下位でも残っているかも・・・。
父:ドゥラメンテ
母:セリエンホルデ
牝馬
手塚厩舎
サンデーレーシング
ノーザンファーム
シュネルマイスターの妹。
父ドゥラメンテは母方に欧州色が強い馬で大物を出している(タイトルホルダー、スターズオンアース)。
まだ緩いようで秋デビューになってしまうだろうが、兄と同じ手塚厩舎というのは心強い。
牝馬の大物狙いをするならばおすすめできる1頭。
父:ドゥラメンテ
母:ビートリックスキッド
牝馬
西村厩舎
キャロット
社台コーポレーション白老
母セリエンホルデ同様、ドゥラメンテ×母欧州系。
現在は離れているが既に1度入厩している。
ドゥラメンテは必ずしもデビュー前最注目の馬じゃなくても活躍できているのがいい。
キャロットということでブランドはしっかりしているが、ややマークが薄そうな厩舎なので他と差をつけたいなら面白い1頭。当然、牝馬クラシックも狙える。
父:YOSHIDA
母:ダンスウィズキトゥン
牡馬
堀厩舎
社台RH
社台コーポレーション白老
育成場の映像を見てなかなか良い芯をしてるな。と感じた馬。
父YOSHIDAはハーツクライ産駒ながらアメリカのダート競馬でバリバリ走っていた馬。種牡馬として盲点になっているが、後継としての活躍の下地は整っている。
堀厩舎で1度入厩ゲート試験合格済みなのでデビューもさほど遅くはないだろう。
ダークホースの魅力十分だ。
父:ファインニードル
母:アポロフィオリーナ
牝馬
武井厩舎
MYレーシング
平野牧場
もう既にバリバリ時計を出している速攻系のため、そこそこ人気しそうだが、私が持っている3冊の参考書には全く記載がなかった。
血統的にもやや地味で牝馬だが1600でも長そうな印象。
しかし、現在ウッドで11秒台を普通に計時してるし坂路でも動けている。
夏デビュー速攻勝ちから手薄な2歳ステークス、牝馬なのでフィリーズレビューやフェアリーステークスあたりを狙うにはいいだろう。
父:ダイワメジャー
母:コーステッド
牝馬
手塚厩舎
藤田晋
ノーザンファーム
今年の1番バッタータイプで1番人気しそうなのがこの馬。東京開催でのデビューが濃厚。
当然時計もウッドで終い11秒台楽々。ダイワメジャー産駒だが牝馬なので十分大きいところを狙える。
育成場でバリバリ調教を課しても、しっかり応える体力を備えているそう。早く、長くPOGを楽しみたいならまずこの馬を指名すべきだろう。
父:エピファネイア
母:ベルダム
牡馬
音無厩舎
野田みづき?
ノーザンファーム
エピファネイアはノーザンでも非ノーザンでも走るし、活躍馬の母系も大きな偏りはないように感じる。よって、絞り込むのは難しかった。
この馬の評価点はジェンティルドンナの近親、ミッキーと音無厩舎、「飛びが綺麗」「運動神経が良い」と言ったコメント。
今年はやや他の種牡馬の影に隠れているようなイメージのエピファ産駒だが、本馬は隠れクラシック候補に推したい。
父:スワーヴリチャード
母:ジンジャーパンチ
牡馬
萩原厩舎
キャロット
ノーザンファーム
ノーザン(社台スタリオン)の新種牡馬は基本的に初年度は割増しに考えていい。それだけ初年度はしっかりきっちり売ってくる。
スワーヴリチャード産駒は正直適性面ではまだつかみずらい。しかし、本馬は既に入厩済みで完成度の高さが売りのようなので、まず間違いなく勝ち上がるだろう。
ルージュバック、ポタジェの弟なので成長力も期待できる。
父:シュヴァルグラン
母:ラリズ
牝馬
友道厩舎
阿部雅英(ヒシ)
ノーザンファーム
ヒシイグアスの下でシュヴァルグラン産駒であればPOG向きではないかもしれないが、初年度産駒なのでちょっと注目したい。
シュヴァルグランはハーツクライ産駒でも、母方が米国色の薄い珍しい活躍馬だったので、母ラリズ(アルゼンチン産でストームキャット系)は合うと思う。
父:マインドユアビスケッツ
母:ナッシングバットドリームズ
牝馬
黒岩厩舎
社台RH
社台ファーム
速攻系でおすすめしたい1頭。
初年度は思っていた以上に日本適性を示したマインドユアビスケッツ。特に社台ファームとの相性が抜群。この馬もそう。既にゲート試験合格済み。
短距離~中距離、芝、ダート兼用、つぶしのきく馬だろう。
父:ドゥラメンテ
母:レッドラフィーネ
牝馬
斎藤崇厩舎
林正道
静内白井牧場
今後母父ハービンジャーが増えてきそうだ。
ハービンジャーは思った以上に日本の芝に適性を示したし、それが少しずつ薄まる今後はより一層注目したい。
本馬の配合相手は現在の日本のクラシックの頂点に位置する種牡馬ドゥラメンテ。大物も十分狙える配合だろう。
斎藤崇厩舎というのもいい。
父:ブリックスアンドモルタル
母:サトノジュピター
牝馬
堀厩舎
里見美恵子(ミエノ)
ノーザンファーム
ブリックスアンドモルタルは最初は日本向き種馬か疑問に思ったが、これだけ良質な繁殖を集めればさすがに結果は出しそうだ。現状、柔らかみのある動きが長所のよう。
個人的には、「初年度は割増し」とはいえ、ブリックス産駒はちょっと様子を見たいな、というのが本音。
しかし、本馬は「柔らかみ」、「軽さ」、「適度な前進気勢」、「スピード」と絶賛されているので現時点でのブリックス産駒では1番評価している。
父:モーリス
母:ホットチャチャ
牡馬
清水厩舎
河合純二?
ノーザンファーム
毎年騙されるエタリオウの下。とにかくデビュー前の調教の動きが抜群だからだ。今年もそう。既に入厩済みで本数、時計、ともに十二分に動けている。
エタリオウの下だがモーリス産駒なのでマイル前後が適舞台か?
・・・気になるのはオーナー。
馬に罪はないので、人の都合で順調さを欠くことがないといいのだが・・。
父:ドレフォン
母:チカアレグレ
牝馬
牧厩舎
宮レーシング
社台ファーム
初年度からするとやや注目度が落ちてきているドレフォン産駒。よってPOG的には穴候補として差をつけるために注目したい種牡馬だ。
本馬は母系から大物は出てはいないが、ハーツクライ産駒なので芝中距離でも走れそう。既に入厩済みで調教もバリバリ動いている。
こちらも芝、ダート兼用で短距離でも中距離でも行けそうなつぶしのきく穴馬だ。
父:ドゥラメンテ
母:ニシノアモーレ
牝馬
上原佑厩舎
西山茂行?(ニシノ)
タツヤファーム
なんだかんだ毎年そこそこ走るニシノ軍団。今年はPOG本で取り上げられていた中で1番注目したいのが本馬。
母欧州色強めのドゥラメンテ産駒だし、育成コメントも「柔軟性」「スピード」「キレ」とあるので期待感はある。
以上が現時点で注目している馬20頭です。
バリバリの1番バッタータイプからゴリゴリの4番バッタータイプ、意外性のある7番バッタータイプまで、様々な角度から紹介しました。
私のPOGも今週末から始まります。毎年1発目の新馬はG1なみにワクワクします。
みなさんも是非POGに参加して、競馬をもっともっと楽しみましょう!
〔無料〕プレミアム馬券情報を入手!
大川慶次郎のパーフェクトの理由?
【無料】お試し大川慶次郎情報
コメント